女性の活躍が目覚ましいこの頃ですが、それでも世界の国々に比べると日本はまだまだ遅れをとっているようです。
今後女性はどれだけ活躍できるのか!?期待をしたいところです。
今回ご紹介するのは、盛岡市で女性の活躍を推進している、株式会社 iびじねす 代表取締役 中村夢美子さんです。
2021年に女性幹部養成プログラムみちのく立志塾を塾長として立ち上げたという中村さんにお話をお伺いしました。
【みちのく立志塾を立ち上げたきっかけを教えてください】
司会として活動をしていましたが、その中で凄い女性講師に出会いました。それがきっかけで私も講師を志し2005年から講師として研修に携わることになりました。
現在人材育成を主とした企業研修に取り組んでいますが、女性活躍推進にも取り組んでいて、その一環として生まれたのが女性幹部育成プログラム「みちのく立志塾」です。この活動を始めたのには、それまでの自分自身の体験と研修講師をする中での経験がきっかけになっています。
私が人生初の就職面接を受けた時、会社側から「わが社では男性社員の良いお嫁さんになってくれるような女子社員を採用したい」と言われショックを受けました。また、公務員として勤めていた時の上司に「働く女性の理想像を追求してください」という有難いお言葉をいただきながら家庭の事情で退職してしまったこともとても心残りでした。その後研修講師として活動をする中で企業での階層が上がるにつれて研修参加者の女性の比率が少なくなっていくことを実感し、女性リーダー養成講座で出会った女性社員の「うちの会社は女性は二の次さんの次だから・・・」と言う発言に、企業は人材を生かし切れていないと感じました。それらのことがきっかけで、以来ライフワークとして女性活躍推進に取り組んでいます。
【活動を通して思うことは・・?】
岩手で女性活躍を推進するには多くの課題があることを感じています。性役割分担が根強い社会全体の意識、企業の女性社員に対する育成の不十分さ、育児や介護の期待がいまだに女性に重く向いてること、そして女性自身の意識などです。女性がもっともっと力を発揮して幸せになれば、もっと皆が幸せになるのにと思います。そして、塾で学びあう女性の意識の高さ、塾を通した視野の広がりに一人一人の資質の高さを感じて頼もしく感じてもいます。
【これからの夢は?】
みちのく立志塾を1年に2期ずつ5年間取り組みたいと思っています。そしてこの塾を通して2025年までに意欲にあふれ組織で幹部を目指す120名の女性が育つこと、そして120名それぞれが自分の周りの女性達の範となり女性活躍の波動を起こして1200名のリーダーが誕生する!という夢を持って取り組んでいます。
さらに女性活躍推進が「歴史」の教科書に載る時代、性別も何もかも飛び越えてダイバーシティが進み自分の力を伸び伸びと発揮している何世代か先の人たちの笑顔が生まれていることが私の夢です。
【岩手の女性にメッセージを】
夢をあきらめず、日常に埋没せず、一緒に考えたり語り合ったりしましょう!
みちのく立志塾さんでは企業や個人の方などの塾生を募集しているそうですよ!キャリアアップしたい貴女!ぜひどうぞ!!
【株式会社 aiびじねす】
【みちのく立志塾】
https://rissi.ai-buisines.net/