ご縁というものは、いつどこで繋がるか分からない物です。
ですから、常に相手の気持ちに寄り添い、アンテナを高くしておこうと心がけています。
いつもお世話になっている方とのお話の中で、職人さんのお話をお伺いし、是非とも取材したい!とお願いしました。
そこには、男性の中に混じってひと際輝く太陽のような女性が・・!
今回は、男性が主の場所で職人として働く女性をご紹介します。
伝統工芸が沢山ある岩手県。その中でも有名なのが「南部鉄器」。
海外でも人気の高い南部鉄器は、主に盛岡市や奥州市で作られています。
今回取材に訪れたのは、奥州市の「南部宝生堂 及富」さん。そこで拭き上げ職人として働くのが 小林桜さん(39)。
「お写真撮らせてください!」と言ったら、「はいっ!」と言ってすぐにタオルを頭に巻き始め職人の姿に!
かっこいい!!
「職人」という響きにとても憧れる私としては、もうたまらない装いです。
サーフィンが趣味という桜さん。どうりで笑顔が真夏の太陽のようです。ご主人と二人暮らしということですが、サーフィンをするのは桜さんだけなそう。
休日には一人でも海に出かけサーフィンを楽しむという行動派。
またまたかっこいい!なんだか自立した女性!という感じです!
桜さんは今年1月に知人の紹介で「及富」さんを見学に訪れ、職人さんたちの姿や熱い鉄が流れる様子を見て感動、「私もこの仕事に携わりたい!」と職人の道を選びました。
元々モノ造りが好きという桜さん。仕事が楽しくて仕方ないそうです。
「もう、楽しすぎて時間があっという間に過ぎてしまいます。私の仕事は出来上がった型に着色をする作業なのですが、混沌とした作業場の中から美しいものが生まれる様を見届けるのがとても嬉しいんです」
正に、職人として働く方の醍醐味ではないでしょうか。
最近ではカラフルな南部鉄器もたくさんお目見えしていますが、そのカラフルな商品の開発にも桜さんが携わっています。
なんと、今年爆発的人気となった「アマビエ」の風鈴の色付けを桜さんが担当しています。
「ひとつひとつ同じ色を出すのがとても難しいのですが、こんな時ですから、明るく綺麗に仕上げる事を心がけています」
4色カラーのアマビエ風鈴。マリンブルーのアマビエ風鈴がお気に入りとのこと。
「アマビエ様って海から出てきた妖怪なんですよ!私もサーフィンをするため海繋がりでやっぱりマリンブルーが好きですね!」
南部鉄器の魅力ってなんでしょう・・?
「何百年も続く伝統を今も受け継いで、昔ながらの製法で作られている事だと思います。歴史の流れがその作品一つ一つを手に取る事で伝わる事かな・・。そして、鉄分も補給できるので女性の体にとっても大事な成分が摂れるのも魅力のひとつです!」
本当に仕事が楽しそうな桜さん。
岩手の頑張る女性にメッセージをお願いします。
「やりたい事はやったほうが良いです!年齢も環境も関係ない!1秒でも早くやった方がいい!ダメならやめればいいし、良ければ続ければいい!言い訳をせずに行動に移す事が大事です!」
力強いメッセージ!さあ皆さん!時間は待ってはくれませんよ!夢に向かってレッツゴ―――!!!