野菜が豊富な季節になってきました!皆さんは普段どのような野菜を口にしていますか?
どのような人が、どのような思いで作って、どのような環境で作られた野菜や穀物、お肉やお魚なのか、知っていますか?
今回ご紹介するのは、農家さんのお仕事をもっと多くの方に知ってもらおうといった支援などを通して、食卓に野菜と笑顔を増やそうという活動をしている「なつき屋」 菊池亜紀さん(40)です。
消費者の方々に農家さんの苦労を知って頂き、そのうえで野菜などにもっと親しんでもらおうと情報発信をしたり、農家さんなどにそれぞれの魅力を伝えるポップ作りやラベル作りの提案もしています。
以前は病院栄養士をしていたという亜紀さん。病院という環境で、親しかった患者さんとの別れを経験する中でご自身の体調も崩してしまったそうです。そんな時、「自分の人生、これでいいのだろうか?」と考えるようになりました。
答えが出ないままの日々の中で、ある日患者さんの言葉を思い出したそうです。
「野菜に興味がない。」
栄養士として食事を管理していた亜紀さんにとっては、とても心が痛くなる言葉だったに違いありません。
その言葉をきっかけに、亜紀さんは人の健康を支える「野菜」を多くの人にどのようにしたら美味しく楽しく食べてもらえるのか、これまでとは違う視点から見た活動をしてみよう、と2018年1月、金ヶ崎に「なつき屋」を立ち上げました。
活動を始めて1年半が過ぎた今、亜紀さんはご自身の活動についてこう語っています。
「物の価値感て、人によってこんなに違うのかと思います。例えば、野菜は高い!という人の声をよく聞きますが、それは野菜の本当の魅力が伝わっていないからではないかと強く感じます。またそれに対して農家さんもPOPやラベルといったPRにお金をかけるという事に消極的な方も多いかなと、デザインのお仕事をさせていただいて感じました。POPやラベルにお金をかける事で、消費者が生産者の苦労を知り、野菜が食卓に並ぶまでの過程を知ることが出来ます。その結果、野菜の価値を理解してもらえ、購買意欲も生まれる。そんな関係を蔭から繋いでいくのが私の役目だと思っています。」
消費者と生産者は、なかなか顔を合わせる事はありません。普段何気なく購入している野菜も、多くの月日と手間をかけられて育っていることを忘れがちかもしれませんね。亜紀さんがデザインするPOPなどが付いていたら、きっとその野菜を手にするのかな・・と思います。大切な家族や仲間のためなら、きっと皆さんも「顔の見える野菜」を手にするのではないでしょうか?
現在は、名刺の作成なども請け負っている他、イベントやHPでグッズ販売もしているという亜紀さん。まだまだやりたい事があるそう。
「障がいを抱える方々と農家さんを新しい形での【農福連携】ができたらいいなぁと思っています。【個人事業主だからできること】で支援していきたいです。」
う~ん。パワフルな女性が本当に多いですね!
そんな亜紀さんから岩手女子に伝えたい事を聞きました。
「もっと自分の中に秘めている可能性に気が付いてチャレンジしていいとおもいます!新しい世界に飛び込むことを恐れなくてもいいし、周囲の目を気にしすぎなくてもいい!起業でなくてもボランティアやサークル活動など、何か新しい扉を開く事で新しい自分の魅力にきっと気が付けると思います!!」
Woman Garden Webサイトでもお伝えしています!さあ!皆さん!新しい扉を開いてあなたの魅力を開放しましょう!!
【なつき屋】
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