Woman Garden WEBサイトでは、毎月大人女子に向けた絵本のご紹介コラムを絵本専門士の藤村友樹子さんに投稿していただいています。
大学を卒業後、県内のテレビ局に入社した友樹子さん。お子さんの出産を機に退職して家庭に入ったそうですがそれまで絵本とは無縁の生活を送っていたそう。子育て中に読み聞かせをしたことで絵本の楽しさにはまり、その経験が現在の活動に繋がっているようです。
今回は、いつも素敵なコラムを書いてくださる藤村友樹子さん(51)にスポットをあててみました!
【活動内容を教えてください】
絵本好きさんが集まる交流会&勉強会「絵本探検えとことば」を毎月開催しています。その他にもチャリティ読み聞かせ会「大人が愉しむ絵本時間」を年1回開催、また、依頼を受けて出張読み聞かせ図書ボランティア団体向けに読み聞かせ指導や勉強会講師、PTAなど大人向けの講演会講師をしています。
【現在の活動を始めた理由は・・?】
現在の活動を始めたのには、3つのきっかけがあります。
一つ目は、長男が誕生した時に絵本セットをいただいたことです。寝る前の読み聞かせを楽しむうちに自分が生き直している感覚を持ち、絵本に魅力を感じるようになりました。
二つ目は、長男の小学校入学を機に始めて、現在も続けている読み聞かせボランティアです。もっとたくさんの子どもと絵本を楽しみたいと活動を始めました。さらに様々な種類の絵本に出会うと共に、絵本作家さんのプロの仕事ぶりを知り、良い絵本は大人が読んでも深く満足をするものだと確信しました。
そして三つめは、絵本専門士の資格を取得したこと。読み聞かせボランティア活動をする中で、「学校での読み聞かせ」の枠を越えた活動がしたい、もっと絵本について知りたいと資格取得に興味をもちました。定員60人に対し、応募者900人弱の狭き門でしたが、なんとか選考を突破して8か月のスクーリングと毎月のレポートなどの提出をこなし、2019年に絵本専門士として認定されました。
これら3つの出来事が今の活動に繋がるきっかけだと感じています。
【活動を通して感じる事をおしえてください】
勉強会では1冊の絵本を1時間かけて読み込むのですが、毎回発見があり、まさに絵本を探検する気分です。改めて絵本の奥の深さを感じます。その一方で「絵本は子どもが読むもの」というイメージがやはり根強く、大人にこそ味わってほしい絵本が大人に届いていないかな、と思う事があります。
【夢は・・・?】
県内各地におじゃまして、子どもから大人まで、もっとたくさんの人と絵本を楽しむ機会を増やしていきたいです。特に大人の皆さんに絵本の良さを知ってもらう事で子どもが絵本に接する機会が増えるようにしたいと思っています。良い絵本は子どもが読んでも楽しく、大人が読むと深く味わえて親子で読むと温かいコミュニケーションがうまれる懐の深いもの。そうやって大人も子どもも絵本で心豊かになる時間があれば今よりもっと優しい社会になりますよね!
【岩手の女性にメッセージを】
好きな事に出会ったら深堀りしていってほしいです。そうするうちに、人とつながり他の分野ともつながり思わぬ世界に連れて行ってくれます。
絵本を読むことで社会が優しくなる・・・。今の社会には本当に必要なことですね。デジタル化が進み、スピード感が重視される中、絵本を手に取ってゆっくりした時間を過ごすことは、私たちに必要なことかもしれません。Woman Garden WEBサイトでは毎月藤村友樹子さんのコラム「5分で前向き!リフレッシュ!ChallengeWoman の背中を押す絵本」を掲載しています。
ぜひそちらもご参考にして絵本を選んでみてくださいね!
ブログ「絵本専門士ふじむらゆきこと楽しむえとことば」
https://ameblo.jp/etokotoba-