「ゴスペル」というと、「天使にラブソングを」を思い出す方も多いと思います。
あんなふうに歌えたら気持ちいいだろうなあ・・・なんて思う方も多いでしょう。
今回ご紹介するのは、普段は企業で勤め、家では妻として、母として家庭を守り、
休日はゴスペルシンガーとしても活躍する、盛岡市の 松木リサさん(43)。
なにしろ底抜けに明るいリサさん。ゴスペルを披露していた当日はあいにくの雨模様でしたが
そんな天候をものともしないこの笑顔で、感動的なゴスペルを仲間と共に歌い上げました。
宮古市出身のリサさんは、学生時代から英語や国際交流に興味があったそう。
ゴスペルとの出会いは、今から15年ほど前。
子供を公園で遊ばせていた時、英会話スクールの講師と仲良くなり、「ゴスペルと英語が好き」
という事で意気投合。誘われるがままにイベントなどに参加し歌っていたそうです。
その後プロシンガーであるフィリピン人の先生と出会い、国際交流やユニセフのイベントに出たり
教会で歌ったりなどして更にゴスペルを学んだとの事。
そこで出会った仲間と、今は「joyful sing hearts」というグループを結成して活動しています。
過去にはスキューバーダイビングショップで働き、レスキューダイバーの資格まで取ったという、
まさにパワフルウーマン!
現在は盛岡市内での大型店舗や小売店などの売場を盛り上げるラウンダーとしても活躍。
「コミュニケーション力をいかして営業!売り場に魂を入れる!」をモットーに走り回っています。
「自分が作る売り場に魂を込めると、ものすごい売り上げが伸びるんですよ!」と説得力の
あるお言葉を頂きました。
う~ん。なるほど。魂・・・ソウル・・・ゴスペル。
なんだか繋がっている感じがします。
コミュニケーション力抜群のリサさんですが、歌の仲間と活動するにあたっては大変だった
こともあったそうです。
「仲間と意見が違った時は大変でした。チームを良くしたいとそれぞれが思い進んでいますが、
時には意見の相違もあります。そんな時はとことん話し合って解決の道を探ります。
ゴスペルを歌う想いはひとつなので、分かり合えないことは今のところありません。」
想いはひとつ。だからこそ時にはぶつかっても、また同じ場所に戻れるのですね。
この言葉は、会社で勤めている皆さんにも、家庭を守るママさんにも共通して言える事かもしれません。
「仲間と一緒に歌って、会場のお客様と一体になれた時はとても嬉しい。ハーモニーで
皆さんとの輪が出来て、一人一人が笑顔になった時、かけがえのない格別な時間を過ごせた
と、とても嬉しくなります。」
そして、今後の夢と岩手の頑張る女性にメッセージを頂きました。
「今ある岩手の魅力を最大限に伝えること、そして新しい魅力を作り出していきたい。
若者が帰ってきたいと思うような街づくりや女性が起業しやすい環境を作る。そのために
何ができるかを考えたい。一人の力では限りある事も、繋がる事でアイデアが生まれ仲間が出来
大きな輪になります。恥ずかしがらずに、ひらめきを大事にどんどん発信してみて!」
ホントにパワフルな女性!岩手で頑張る女性の皆さん!奥ゆかしさも岩手女性の素晴らしさですが
時にはリサさんのように、パワフルに魂を熱くしてみよう!!