前回、前々回に続き、今回も「食べ物」と「健康」を考えた取り組みをしている女性をご紹介!
地元の食材を使った特産品を作りたい!と思っている方必見です。
今回のキラキラウーマンは、アイディアとバイタリティで新しい特産品を考案中の佐藤真美さんです。
奥州市水沢のご出身。ご主人と二人の娘さん、お父様の5人家族。
専業主婦としてご家族の健康を守りながら、月に1~2回、水沢の N’CAFEで地元食材を使ったお料理を月に1~2回提供しています。
そして、真美さんは今、地元の食材を使った新しい特産品を作ろうと日夜研究に励んでいる真っ最中なのです!
「ジャンルを問わずこんなものがあったらな・・と考えるのが好きで・・。食べ物なら地元で盛んな農産物を使いたいと思い、お米とピーマンを使用した試作品を作り始めてみました」
奥州市では米の他にピーマンの生産も盛んなそうですが、真美さんはまず、ピーマン農家さんのお手伝いをする事を決めます。
「商品を作るにはまず知る事から始めようと思って・・。」
勉強家ですね!
私たちが普段口にしているピーマン。熟すと赤~くなることを御存じでしょうか?
時々、産直などで緑色のピーマンに交じって少しだけ入っていたりするのを見たことがあるかもしれません。
この赤いピーマン、実は甘くて美味しいのですが、あまり市場に出る事はありません。そして、残念ながら廃棄になることが多いそう。
そうです。真美さんはこの赤ピーマンに目を付けました!
「赤ピーマンの糖度は緑色のピーマンの2倍以上なんです!ネットなどで調べたら、ビタミンCはレモンの10倍もあるんですよ!リコピンも豊富に含まれているんです!この赤い色はカプサンチンと呼ばれていて、中性脂肪を燃焼させる働きがあります。こんなに栄養価も高くて美味しいのに廃棄されるなんて勿体ないです!」
赤ピーマン恐るべし!!もっと赤ピーマン売ってほしいと心の中で叫んでしましました!
そして真美さんは、この赤ピーマンを体に取り入れやすいジュースにする事にしました。
この日頂いたのは2種類の赤ピーマンジュース。地元で取れたフルーツと混ぜ、ピーマンが苦手な方でも飲みやすいように工夫されたものと、赤ピーマンだけのもの。砂糖もなし!香は・・うん!ピーマンだ!
まずはフルーツと混ぜたもの。香は・・うん!ピーマンだ!
お味は・・・。甘~~~~い!!フルーツの甘味で優しく飲みやすい。そして口当たりはさらっとしています。
さてお次は赤ピーマンストレートジュース。ピーマンの香りが最初のモノより濃いかも。もしかして苦いかな~と思いつつお口の中へ。。。これまた甘~~~~~~~~い!!
なんとこの赤ピーマン、前述した成分の他にもガン抑制効果やダイエットにも良いとか!
「9月からこの赤ピーマンジュースの製作に取り組んでいるのですが、実はウエストが細くなったんです・・。」
え!?それは大変なことでよ!赤ピーマン、やっぱり恐るべし!
この日取材で場所をお借りした水沢の「カフェ&リビング ウチダ」さんのスタッフさんにも試飲をしてもらいましたが、反応は上々!
編集伊藤も思わず「早く商品化して下さい!」と懇願してしまう有様。
ですが、このジュース、100ccに7個分の赤ピーマン果汁が含まれていて、なんと1リットル作るのに12時間もかかるそう。
「全て手作業で、美味しく飲めるようにするのに同じ工程を3~4回繰り返さないといけないんです。」
そ、それは、、、。何も知らずにごめんなさい・・。
「今年の9月から作り始めて2か月毎日試行錯誤を繰り返しました。でも楽しく夢中になれる事が見つかったので全然苦になりません。生産者の方々にもご協力頂いてとても感謝しています」
モノづくりって、大変です。でも完成した時の喜びと達成感は何物にも代えられないかもしれません。
赤ピーマンの収穫時期は8月末~11月中旬だそう。
今月一杯は水沢のN’CAFEさんで、真美さんの赤ピーマン料理が食べられるかもしれません。
詳しくはWoman Gardenお問合せフォームよりお問合せください。