空がぐんと澄んできたと思ったら、もう10月。毎年思いますが、1年て本当にあっという間ですね。
そう考えると、今年1年、悔いなく過ごしたか、時間を無駄にしなかったか・・と考えたりします。
秋はやはり物思いにふける季節なのでしょうか・・・。
さて、今回ご紹介するのは、北上市に今月10月に念願のボディ&フェイスケアサロンをオープンした【アンベリール】の湯沢あけみさんです。
あけみさんは、ウーマンガーデンのスペシャルなスキルを持つ女性の会員様、スペシャルスキルウーマンさんでもあります!
これまで市内のサロンでエステティシャンとして勤めていましたが、今後のご両親との生活も考え実家をリフォームしてご自身のサロンをオープンしました。
自分のサロン・・・多くの方が憧れる響きではないでしょうか?
ですが、「ローマは一日にして成らず!」です!
様々な経験を経て夢を手にしたあけみさんのこれまでについて、お話をお伺いしました。
北上市出身のあけみさんは、20代の頃は東京で美容師として働いていました。店長を任されるまでになったあけみさんですが、その後地元に戻り、北上市内のホテルで長年働いてきました。
ホテル勤務時代には、カラーコーディナートを学んだりブライダルに携わったりと毎日忙しくしていたそうですが、お客様相手の失敗が許されない厳しい毎日だったとも。
そんな中、2011年の震災が発生しホテルも休業状態に。
仕事が休みになった時に、「復興エステ」というものが始まり、試しに行ってみたのが、あけみさんの人生を変えた出来事でした。
何度か通い、優しく体に触れて癒しを与えるスタッフの方々の姿を見ているうちにある思いが芽生えます。
(私もお客様を心身ともに綺麗にする仕事をしてみたい・・!)
そこからあけみさんのセラピストとしての人生が始まりました。
ホテルの仕事が再開してからも、寝る間も惜しんで勉強と仕事を両立させ、震災から1年後にはホテルを退職しセラピストになるための道を歩みはじめました。
念願のセラピストとして仕事を続けるあけみさん。
その仕事の魅力とは何なのでしょう?
「人の体に触れてケアする事は、自律神経も整えられますし、その方の気持ちを考えながら接するので喜びも悲しみも共有できるお仕事だと思っています。お客様が思い通りの自分になって喜んで元気になっていく、その気持ちが共有できるのがとても嬉しいんです」
そして震災から9年経った今年。念願のサロンをオープン!と、手放しで喜びたいところですが、なかなかそうもいかなかったようです。
「実家の両親も高齢なので、実家の一部をリフォームしてサロンを作る事にしました。ですが、血の繋がった親子とはいえ、お互いの希望もあります。家族を説得するのが本当に大変でした」
そしてこのコロナウィルス・・。立ち上げからリフォームの打ち合わせまで通常の何倍も時間がかかったそう。
しかも、お母様がケガで入院するなど、次から次へと、あけみさんの前に難題が降りかかります。
「本当に味わったことのない苦痛だったと思います。ですが、厳しかったホテル勤務の経験が今役に立ったと思っています!」
内装からデザインまで納得のいくものが出来たのは、ホテル勤務時代に培ったセンスと知識、そして根性が役に立ったようです。
「関わって下さった皆さんのご協力の元で完成したサロンだと思っています」
自然に囲まれ、北上市内を見下ろす事の出来る高台のサロン。まさに心身ともに癒されそうです。
頑張る女性に一言!
「自分が決めた事は諦めないで頑張る事かな。自分に負けない!折れない!そして、他人(人)の心に寄り添う事。相手の気持ちを尊重し、そこから相手のイメージする自分に近づいて相手に寄り添う。自分の意見だけ主張するのではなくね!」
ボディ&フェイシャルケアサロン
【EMBELLIR アンベリール】
〒024-0043 北上市立花23-20-1
・要予約
ホームページはこちらから👇
メール/ake0425yuza@gmail.com