岩手の頑張る女性 kirakira✨woman

「迷ったらまず学んでみて!」ソムリエ 平山聖子さん

女性の皆さんの中には、ワイン好きの方が多いのではないでしょうか?

近年特に赤ワインのポリフェノールは女性の味方!なんていうことで話題になりました。

今回ご紹介するのは、ワインの魅力を伝える「ソムリエ」として活躍中の 平山聖子さん(55)です。

盛岡市出身の聖子さんは、3人の息子さんがいるそうですが立派に巣立って現在はご主人と二人暮らし。

多くの女性を取材して感じる事は、とにかく皆さん若い!年齢を聞いて毎回驚きます。

聖子さんもまたその一人!なんと言ってもお肌がとってもキレイ!思わずじ~っと見つめてしまいました。

さすがソムリエ・・・。ワインの効果か・・!?と納得・・。

聖子さんがソムリエの資格を取得したのは2011年。一体どうしてソムリエを目指したのでしょうか・・?

聖子さんは、お料理好きという事もあって盛岡市内の料理教室で講師として5年ほど勤めていたそうです。子育ての最中、「社会復帰をする時、きちんとした資格があった方が良いだろう」と思い立ちます。ご主人の仕事のサポートで、お酒のコーディネートもしていた事もあり、お料理好きの聖子さんはお料理には欠かせないワインを学ぼうと一念発起!2009年にソムリエの勉強を始めました。

ソムリエってどんな勉強をするのですか?と尋ねると、すぐに出てきたのが分厚い教科書!これを全部覚えるなんて・・・。

「とても難しかったです。ワインの名前を、フランスやドイツなどその国の読み方で覚えないといけないんです。カタカナばかりで・・。地図を見ながら勉強したので、日本の地図よりフランスの地図の方が分かるようになっちゃいました!」

1年勉強していざ試験へ!試験は3次試験まであり、1次試験は見事合格!ところが2次試験で無念の不合格・・。やはりなかなか難しい試験のようです。2次試験はテイスティングの試験。このテイスティングが最大の関門だったそうです。

「テイスティングが本当に大変でした。自分の舌で覚えなくてはいけない。五感でワインと向き合わなくてはいけなくて。まるでヘレンケラーになった気持ちでした」

不合格から1年間はワインを飲みまくって勉強したという聖子さん。猛勉強した甲斐あって見事、2011年にソムリエの資格を取得!新たな出発をしました。

ソムリエとしての資格を取得した後、盛岡市内のフレンチレストランで勤めたそうです。シェフの料理とワインをお客さんに提供する中で、聖子さんにふとある思いが湧いてきました。

「私はシェフの想いをちゃんとお客様に伝えきれているだろうか?」

という思いでした。シェフが気持ちを込めて作った料理をお客様に提供する際、その料理についての知識が足りない、もっと学ばなくてはという思いに至ったという聖子さん。「やればやるほど足元を固めたくなった」そんな気持ちを抱くようになり、3年務めたフレンチレストランを辞めて調理師学校で学ぶ事を決めます。ところが、決めたのはもうすぐ春になろうかという3月。急ピッチで準備を進め、1か月後には歳の離れた同級生たちと学んでいました。

「親子ほど歳の離れた子たちと手をつないで廊下を歩いたりして、久しぶりの学校生活は本当に楽しかったです」と明るく笑う聖子さんですが、こんな想いも抱いていました。

「明るそうに見えるけど、実はネガティブ。自信の無さを克服しようと行動したんです」

なかなか行動に移す事は大変なことですが、聖子さんは行動する事でご自身のコンプレックスを克服したのではないでしょうか。

専門学校では調理師とパティシエの資格を取得した他、子供に食の大切さを教える食育についても学んだそう。

現在は学んだ事を実践したいと盛岡市肴町の【デギュステヴァン】でソムリエとして活躍しています。

こちらのお店では、好きなお食事とワインを自由に楽しんでほしいという事で、なんと自分好みの食べ物を持ち込めるシステム。そして、ワインはなんと100円から試飲もできます。

「30CCずつ飲めるので女性におススメです!普段高くて買えないワインも1杯だけの料金で飲めるので、若い女性にもおススメです。ワインとお食事のマリアージュ(飲み物と料理の組み合わせ)を楽しんで!」これは女子にはたまりませんね!

毎日充実した日々を送っているようですが、実は現在、卒業した北日本テクニカルクッキングカレッジでサービスや酒類についての講義を受けもつ講師としても活躍中!

「前は砂上の楼閣のようで心もとなかったのですが、今は安定感を持てるようになりました。好きな仕事ができて、感謝しかありません」とそこには自信の無さの欠片も見えない笑顔が溢れていました。

これから何か学びたいと思っている女性に一言!

「恩師に言われた言葉が、【迷ったらまず勉強しなさい】という言葉でした。やりたい事や学びたい事を、あれやこれや言い訳して諦めずに、ダメ元でまず進んでほしい。やらないと後悔するし、学ぶ事で何かの形で実になり昨日の自分より一歩進んだ自分になれます」

はい!とっても説得力があります!

好きなワインは【RADIKON】というイタリアワイン。このワインに出会ってワインを学ぼうと思ったとも。気になりますね。こちらのワインは聖子さんの勤めるお店で頂くことができます。

気軽にワインを楽しめるのが嬉しいですね。好きな食べ物を持って聖子さんのお話を聞きながらワインとのマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか?

DegusterVin (デギュステヴァン)

盛岡市肴町3-30パークハイツ中津川101

 

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